メジャーで勝つには我慢のゴルフが必要 最終日までに首位と5打差にとどまれるかがカギ
メジャー大会はコース状況、自分の調子を冷静に見極めて練習ラウンドからコース攻略を組み立てていくのが鉄則です。
メジャーに向けた調整は2、3試合前からすでに始まっており、直前までに優勝争いができた、パットがイメージ通りに打てた、ショット精度が上がった、と自信を高めていきます。
そして、全選手に共通して求められる戦い方がガマンのゴルフです。大会中は調子にも波があり、気象条件の変化によって納得のいくゴルフが続かないからです。
ショットはいいけどパットが決まらない、その逆もあります。設定がタフなため思い通りにいきません。どんな状況でもあきらめず、じっとパーセーブを続けて最終日までにトップと5打差の優勝圏内にとどまることができるかが、活躍のカギになります。それがメジャーでのガマンなのです。
先週の「全英女子オープン」は初日に風が吹きトップは4アンダーとスコアがそれほど伸びず、2打差7位に畑岡奈紗、勝みなみ、穴井詩、桜井心那と4選手が好スタートを切りました。しかし、残念ながら最終日までつなげることができませんでした。