日本女子プロV狙う櫻井心那の敵は「海風」と「スロープレー」 熟知する地元コースで開催

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「今年一番優先順位が高い地元の大会。優勝を目標にしています」

 こう言ったのは、先週の大会で「10代でツアー3勝」を記録した櫻井心那(19)だ。4つある公式競技のひとつ、7日開幕の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の会場は、長崎市内のパサージュ琴海アイランドGC(6755ヤード、パー72)。同市出身の櫻井は「自宅から(車で)約40分」というから地元も地元。この大会に調子のピークを合わせるよう準備してきたという。

 舞台は大村湾に突き出た半島の自然を生かした国内屈指のシーサイドコース。距離が長く、こぶや微妙なアンジュレーションのあるグリーンはライン読みが難しい。

 ツアー関係者がこう語る。

「櫻井は高校の時から何度もこのコースを回っている。グリーンが難しいので、ピン位置によって狙うエリアも熟知しているそうです。でも、三方を海に囲まれたコースですから、海からの風は試合当日になってみなければ風向きも強さもわからない。2015年大会がここで行われたときは、初日に(風速)7メートルの北風が選手を苦しめた。今週は5メートル前後とやや強めの風が吹く予報だが、実際はどうなるか。ドライバーの平均飛距離が256ヤードの櫻井は高い弾道なのでボールのコントロールが難しくなるかもしれません」

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