原英莉花にとっての米女子ツアー切符獲りのベストシナリオは? 日本女子OP優勝が大きな意味
【スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント】第1日
頭の中は「アレ」でいっぱいではないか。
前週の日本女子オープンを制した原英莉花(24)。2週連続優勝がかかる6日開幕のスタンレーレディスホンダゴルフ(静岡・東名CC)の初日は首位に4打差の3アンダー24位タイ発進となった。
原は来季の米女子ツアー出場を目指し、10月17日から2次予選会(米フロリダ州プランテーションG&CC)を受ける。今大会は渡米前の最後の試合になるが、最高峰のツアー挑戦を決断した原にとって日本女子オープンの優勝は大きな意味をもった。
腰痛の持病に苦しみ、5月に腰のヘルニア摘出術を受けた。8月の北海道meijiカップで約3カ月ぶりにツアー復帰を果たすも、8月4大会の上位フィニッシュはニトリレディスの9位のみ。9月に入ってのメルセデスランキング(MR)は50位だった。
ツアーに復帰した原の目標は、11月に行われるTOTOジャパンクラシックの出場だった。この大会は国内で唯一開催される全米女子プロゴルフ協会公式戦。優勝すれば来季の米女子ツアーに参戦できる。だが、TOTOは日米両ツアーの選手が出場するため、国内の女子プロは次週13日開幕の富士通レディース終了時のMR35位までしか出場できない。