松山英樹LIV電撃移籍に現実味 マスターズ昨年覇者もオイルマネーの誘惑に陥落
米PGAツアー開幕2戦目は、現地11日に初日を迎える「ソニーオープン・イン・ハワイ」。2年前に松山英樹(31)がツアー通算8勝目を挙げた大会だ。
松山にとってこれが最後の優勝となっているのだが、主な原因は同3月に発症した首痛。この年はプレーヤーズ選手権、バレロテキサスオープンなどを首痛で棄権。すると、その後も首に加えて手首や背中のケガも相次ぎ、昨年はプレーオフ最終戦への10年連続進出を逃した。
気持ちを新たにしての今季初戦は、予選落ちがない中でブービーの58位。2017年の全米オープン2位で、自己最高位の2位まで浮上した世界ランクも、50位まで落ちた。
21年にマスターズに優勝し日本ゴルフ界の悲願だったメジャー優勝を成し遂げた後は、昨年の全米オープンで4位に食い込むも、他のメジャーは見せ場がなかった。
そんな松山に昨年末、心を揺さぶられるようなニュースが届いた。同年のマスターズに優勝した世界ランク3位のジョン・ラーム(29)が、サウジアラビア政府系資金をバックにした「LIVゴルフ」に電撃加入したのだ。