松山英樹LIV電撃移籍に現実味 マスターズ昨年覇者もオイルマネーの誘惑に陥落
そのLIVに「今度は松山が移籍するのではないか」という声がある。21年秋にオファーを受けたことを認めた際、松山は「LIVに興味はある」と言っていた。
「当時はPGAツアーへの残留を決めたものの、今は首痛や背中痛の再発を懸念しながらプレーしている。PGAでは年間20~30試合に出場しているが、LIVは予選カットなしの3日間54ホールの年間14大会。2年前に日本円で500億円ともいわれた移籍金も魅力だろうが、体への負担が少ないことが大きい」(米ツアー関係者)
一方、ゴルフライターの吉川英三郎氏は「松山は是が非でもメジャー2勝目が欲しい。しかし、今はLIVの選手には世界ランクのポイントが付与されない。世界ランク50~60位以内でなければ、優勝しているマスターズ以外は、直近10年の大会覇者などの条件をクリアしなければメジャーには出場できない。ここがネックです」と前置きした上で、こう続ける。
「PGAツアーとLIVゴルフは和解が遅れてはいるが、LIVは選手の入れ替えや予選会も行われている。おそらく来年にもLIVの選手に世界ランクのポイントが付与されるのではないか。P・ミケルソン、DJ(ダスティン・ジョンソン)、B・デシャンボー、C・スミス、B・ケプカ、ラームといった実力者抜きの世界ランクは意味をなさない。松山が今季、2つ目のメジャータイトルを取るか、さもなければLIVの選手にも世界ランクポイントが適用されることになれば、松山の移籍が発表されても驚きません」
決断はいかに──。