護摩行の成果は…広島・中村奨成“スキャンダルまみれ”が母校・広陵後輩プロ入りの障壁に

公開日: 更新日:

■今季も燻り続けるなら“クビ”も現実味

 昨年、高校通算62本塁打を放ち、プロ志望届を出しながら指名漏れした真鍋慧(3年)は、大商大(大阪)への進学が内定しているという。

「昨秋ドラフトでは4位以下で指名された場合は大学に進学するとしていましたが、中井監督は内心、ホッとしているはずです。今秋のドラフトでは卒業生の宗山塁(明大)、渡部聖弥(大商大)が揃ろってドラ1候補。大学に進学して大きく成長を遂げたことで、高校からプロ入りしたい生徒にとっては、そのハードルが上がったのは確かです」(同)

 中井監督は昨夏、日刊ゲンダイの取材に対し、大学に進学する選手が多いことについて、「プロというのは入るのが目的ではなく、プロで活躍できるという自信があって行くところだと思うので。人生だから長い目で見なくてはいけないと思うし、決してプロ野球選手になることが幸せではない。もし、一軍で活躍できたら成功といえるかもしれないけど、一軍と二軍を行ったり来たり、中途半端な年数で終わってしまう選手を見ると、大学野球や社会人野球に行っていたほうが良かったんじゃないかなと思っています」と、話していた。

 当の中村は、実力不足とスキャンダルの影響もあってか、若手有望株が参加する昨秋キャンプのメンバーから外れた。今季も燻り続けるようならいよいよ“クビ”も現実味を帯びるだろう。

 母校の後輩たちは、甲子園のスターだった大先輩の改心する姿を見守っている――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース