稲見萌寧も四苦八苦…ルーキー3人に米女子ツアーの“洗礼” コース難易度は日本と雲泥の差
開催中のTモバイル・マッチプレーの舞台はラスベガス郊外のシャドークリークGC(6804ヤード・パー72)。高級プライベートコースだが、系列ホテルに宿泊すればビジターでも平日ならラウンドできるそうだ。
しかし、こんな難コースでプレーしたいと思う者がどれほどいるだろうか。フェアウエーは硬くティーショットはよく転がり飛距離は出るものの、アイアンショットはボールをクリーンにとらえることができなければクラブは地面にはじかれる。グリーンも硬く、ピン位置が左右に振られていればデッドに攻められない。
グリーン右に池のある15番(パー4)もそうだ。初日は手前18ヤード右6ヤードのピンに対し、多くの選手はフェアウエーからでも右のクリークを警戒してグリーン左のラフに外した。第3打は左足下がりのライからクリークに向かって下り傾斜の難しいアプローチになるが、これがダブルボギー以上をたたかないための「ルート」なのだ。
ピンの左右や奥の傾斜を利用して、カップに寄せる技術が求められるホールもあり、メジャーでもない冠大会なのに難度の高さに驚かされる。