なでしこドラマティックなAT逆転劇でブラジルに勝利! 窮地を救った「Z世代」に命運を託せ

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 谷川が相手ゴールから25メートルの位置で前寄りにいたGKの位置を確認しながら、右足を振り抜いてコントロールシュート。GKの頭越しに劇的逆転弾を放り込んだ。

なでしこの決定力不足をすべて田中の責任にするつもりはないが、DF陣の踏ん張りなど試合内容が悪くなかった分、田中が確実にゴールを決めていたら、もっと楽に勝ち点3をゲットできたはず。一次リーグ3戦目以降は攻撃的センスに溢れている若手を積極的に起用し、ボランチの位置から攻守に奮闘しているMF長谷川唯(27)をトップ下で起用。守備の負担を減らし、攻撃に専念させることでチーム全体の得点力アップに繋げていきたい」(初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏)

 90年代後半~10年代序盤に生まれ、デジタル端末に触れるのが当たり前の世代を「Z世代」と呼ぶ。

 なでしこには、ブラジル戦に先発した20歳のFW浜野まいかと18歳のDF古賀塔子、スペイン戦先制弾の20歳のFW藤野あおば、そして谷川とZ世代が計4人もいる。

 勝ち上がっていくには、大舞台にも物怖じしないZ世代の力が不可欠だ。

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