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菅谷齊東京プロ野球記者OBクラブ会長

1943年、東京都生まれ。共同通信社でV9時代の巨人をはじめ、阪神などを担当。1970年代からメジャーリーグも取材した。野球殿堂選考代表幹事を務めたほか、三井ゴールデングラブ賞設立に尽力。現在は東京プロ野球記者OBクラブ会長。

異端の永田ラッパ 選手の契約更改は書類を郵送し「捺印して送り返せ」の一方通行、俳優のギャラと同じと扱った

公開日: 更新日:

 山内一弘、榎本喜八ら伝説のミサイル打線の猛者をはじめ、通知に逆らう選手はいなかった。拒否したら翌年の名鑑から消えるだけ、といった迫力があった。野球選手の年俸は俳優のギャラと同じと扱っていたのである。

 でっかいネタを残している。

 代表的なのは1960(昭和35)年の大毎時代に、三原脩監督率いる大洋との日本シリーズで4連敗すると、優勝監督の西本幸雄を「バカヤロー」と解任。さらに63年12月26日、年の暮れに当代一の強打者山内を阪神に出し、20勝投手の小山正明と交換した「世紀のトレード」。いずれも異端の永田だからこそ実現した劇場型のド派手なドラマだった。

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