親方に転身する横綱照ノ富士に早くも浮上!15億円規模、両国新部屋建設の仰天プラン

公開日: 更新日:

 不死鳥横綱が現役生活に別れを告げた。

 昨17日、横綱照ノ富士(33)が国技館で引退会見を行った。2011年5月場所の前相撲で初めて土俵を踏み、所属していた間垣部屋が消滅した2013年、伊勢ケ浜部屋に転籍。ここから急成長を見せ、14年に新入幕を果たすと翌年には大関に昇進。しかし、この日の会見で伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が「ケガをしやすい相撲だった」と振り返ったように、強引な相撲が祟って両膝を負傷し、持病の糖尿病の影響も重なり、序二段まで転落した。

 それでも諦めず、ケガと糖尿病と闘いながら土俵に上がり、21年5月場所で大関返り咲き。同年7月場所後に悲願の横綱昇進を果たした。優勝10回、本人も会見で「悔いはない。逆に言えば、やりすぎた」と語ったのも納得。思い出に残る一番には「あえて言えば、序二段に落ちてから最初に取った一番」を挙げたのも、苦労人横綱らしい。

 今場所は初日に若隆景に敗れた時点で「次に負けたら引退したい」と師匠に吐露。4日目の翔猿戦で黒星を喫したことで、重荷を下ろす決断をした。

 会見では母と夫人、そして2歳の長男・照務甚(てむじん)くんと記念撮影を行い、愛息に相好を崩していた横綱。今後は「照ノ富士親方」として、伊勢ケ浜部屋の部屋付きになることを明らかにした。

 かねてから伊勢ケ浜部屋の後継者と見なされており、7月に師匠が定年を迎えると同時に、部屋を名跡を継承して「伊勢ケ浜親方」になる予定だという。

 その横綱はすでに親方として第二の人生に向けて、壮大なプランを温めているともっぱらだ。

 さるタニマチ筋がこう明かす。

「両国の、それも国技館にほど近い場所に新部屋を建設する計画があるんです。国技館近隣の部屋といえば、両国駅前の旧霧島部屋が思い浮かぶが、それよりもさらに近く、まさしく『玄関を開けたら国技館』くらいの距離を考えていると聞いています。具体的な建設計画もあり、200~300坪の土地を買ってビルを建設。1階を土産物屋にして、グッズなどを販売。2階に土俵を作り、その上に打ち上げパーティーなどを行う大広間や力士の生活スペース、親方の住居も含まれている。外観も従来の相撲部屋とは思えない建物になるそうです。当面は伊勢ケ浜部屋で親方業を続けながら、新部屋の建設を進めるつもりなのでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース