森保ジャパン「W杯初8強入り」の条件とは…世界最速&代表史上最速で本大会切符も、課題だらけ
強靱なフィジカル系FW不在の心もとなさ
しかし、懸念材料はある。劣勢を一発ではね返せるような強靱なフィジカル系FWが代表内に見当たらないことだ。
森保監督はバーレーン戦に1トップで起用した182センチ上田、追加招集した186センチFW町野修斗(25)といった上背があって相手ゴール前でポスト役もこなせるタイプの選手を重用する。ただ、0-0や0-1の劣勢で終盤を迎えた時に、値千金のゴールを決められるかというと心もとない。
「W杯優勝国(イタリア、イングランド、ブラジルなど)であっても、試合終盤になると長身FWを投入し、相手ゴール前に張りつかせた上でロングボールを放り込み、ゴールを狙うパワープレーを仕掛けることが多い。例えば、J1京都の191センチ、84キロの大型FW原大智は、A代表の経験はないものの、当たり負けしないフィジカルがあってヘディングも強い。パワープレー用のジョーカーとして起用する策もあっていい。どこまで割り切ってチームづくりができるか。本大会に向けて、森保監督の監督力も試されるでしょう」(前出の六川氏)
森保ジャパンはベスト8の分厚い壁を突き破ることができるか。
▼森保一監督
バーレーンのコンディションが良く、我々への対策が万全の中、耐えながら試合を進めていこうと。選手には、必ず自分たちの流れが来る、我慢強くやっていく、と言った。これまで厳しい戦いを乗り越えられたのは、サポーターのおかげ。W杯、みんなで戦いましょう!
▼遠藤航主将
簡単な試合ではなかったが、我慢しながら最後に得点を決めて勝つことができた。結果には満足しているが、ここからがスタートです。
▼日本サッカー協会オフィシャルトップパートナー キリンホールディングス株式会社 南方健志代表取締役社長COO
アジア最終予選突破おめでとうございます。日本中の熱い応援を背に、チーム一丸となって戦う姿に大変感動しました。キリンは、サッカーを愛するすべての人たちとともに、心をひとつに、世界の大舞台で最高の景色を目指す「SAMURAI BLUE」を全力で応援していきます。