吉田優利が「難関コース」で仰天2ケタアンダー圧勝のワケ 春と秋ではラフとグリーンに大きな違い
【Vポイント×SMBCレディスゴルフ】最終日
関係者もビックリのスコアだった。
舞台を鹿児島から千葉に移して開催された今大会。新たに特別協賛となったSMBCとスポンサー契約を結ぶ吉田優利(24)が通算13アンダーで優勝。国内ツアー4勝目は2位に9打差の圧勝劇だった。
2022年に日本女子オープンが開催されたフラットな林間コースは、距離が長く、砲台グリーンはアンジュレーションが多く、大きく深いガードバンカーもきいている。当時は4日間の平均スコアが75.4973。勝みなみの優勝スコアは通算3アンダーで、アンダーパーは申ジエと2人だけだった。
今回は3日間大会でアンダーパーフィニッシュは9人。それでも、平均スコアは74.1728。テレビ中継のアナウンサーが「難関コース」と繰り返していたが、大袈裟な表現ではない。今年は米ツアー組が6人出場し、優勝の吉田を筆頭に5人が7位以内というのも偶然ではないだろう。
今回の吉田はフェアウエーを外さず、パットもおもしろいように入った(3日間平均26パット)。それにしてもバーディーが量産できるコースではない。3年前の女子オープンと何か変わった点があるのか。