ホステスプロ渋野日向子に許されない「予選落ち」…看板選手として貫禄のゴルフを見せらるか
21日開幕の「Vポイント×SMBCレディスゴルフ」(千葉・紫CCすみれC=6668ヤード・パー72)。注目選手の1人が、米女子ツアーを主戦場とする渋野日向子(26)だ。
初日は9時30分に10番からスタート。岩井明愛(22)、佐久間朱莉(22)とのラウンドとなる。
岩井明も今季から米女子ツアーのメンバーとなり、先月の「ホンダLPGAタイランド」では、首位と5打差の2位から発進。1イーグル、10バーディー、1ボギーで大会コースレコードとなる61をマーク。エンジェル・インと壮絶な優勝争いを演じ、1打差の通算27アンダーの2位でファンを沸かせたばかりだ。飛距離は出るし、小技も上手い。いつ勝ってもおかしくないルーキーだ。
もうひとりの佐久間は、笹生優花(23)、西郷真央(23)、原英莉花(26)と同じ、尾崎将司の教え子。爆発力はないが、フェードボールが持ち球で、アイアンの精度が高い。2人から渋野が学ぶべき点は多い。
2019年全英女子オープン覇者の渋野は今回、大会の冠スポンサーを務める「Vポイント」とスポンサー契約を結ぶホステスプロだが、ここ数年、スイングに悩み、不振が続いている。国内ツアーに毎年、スポット参戦すると予選落ちを繰り返し、米国へ戻るのが常だ。