さとう宗幸さん(1)「青葉城恋唄」の1年後、仙台のゴルフ倶楽部のメンバーになってハマっていった
さとう宗幸さん(歌手/俳優)
ゴルフを始めたのは、今から48年前の1977年。「青葉城恋唄」とめぐり合う1年前です。その頃は知人のお店で歌わせてもらって、家族が食べていける分だけ稼げれば、という生活でした。
夜の仕事が多かったので、ゴルフをちょっとかじっている友人が「たまには日の当たるところでゴルフなんかやってみない?」と誘ってくれたのが最初ですね。
まだ青木功さんの前の世代、杉本英世さんたちが活躍している頃です。ゴルフのことは知っていながらも、自分でプレーするなんてみじんも考えていないから、当然クラブも持っていません。その友人のクラブを借りつつ回ったんです。
場所は仙台市内の中山にあった9ホールのゴルフ場です。プレー代は安くて、ハーフ回り放題なのに千数百円だったと思います。
日の当たるところで体を動かす楽しみを実感し、ホールに入れるゴルフの面白みも同時に感じました。
その後、僕の長兄が「どうでもいいクラブだったらあるよ」って、ちょっと錆びついてるハーフセットをくれたんで、その友人と何回かそこに行きましたが、1年後には「青葉城恋唄」で仕事がどんどん忙しくなりました。そうなるとゴルフのこともつい忘れて、コースに出る機会もなくなっていきました。