レギュラーに定着したと思ったら、担当の若手とポジションの重なる即戦力を上位指名されてキレた

公開日: 更新日:

「いくらなんでもアレはないでしょう! まったく、冗談じゃありませんよ!」

 ドラフト会議が終わった瞬間、思わず部長にかみついた。「アレ」とはウチの上位指名のことだ。

 今年のドラフトにはオレなりのもくろみがあった。担当した若手選手がレギュラーに定着した。なので、もうひとりくらい面白そうな若手を発掘して、そいつが芽を出そうものなら球団内でのオレに対する評価も、劇的に変わるんじゃないかと思ったんだ。

 そんな思惑から、レギュラーに定着した若手とはポジションの重ならない有望な選手をわざわざ見つけてきてスカウト会議で強力にプッシュしたものの、反応はイマイチ。木のバットじゃ苦労するとか、上位指名の器じゃないなんてことまで言い出すのがいる始末。今年はおとなしくしてるしかないと諦めてたら、よりによってレギュラーをつかんだ若手と同じポジションの即戦力を上位で獲得したからさすがにキレたね。

「せっかく若いのが出てきたのに、なんだってポジションの重なる選手を、しかも上位で取ったりするんスか! オレへの嫌がらせですか?」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」