DeNA1位・小園健太“肉体改造”の源は…一日5合「朝食、昼食、補食」の母特製3点セット
小園健太(投手・18歳・市立和歌山高)=DeNA1位
「健太は遊びも野球だった。高校に入るまでゲーム機すら欲しがりませんでした」
そう話すのは、母の優佳さん(48)。貝塚市立中央小1年のとき、軟式野球クラブ「R.I.C.A」で野球を始めると、すぐにとりことなった。
「小学生のときは野球の練習が終わった後、友達と野球しに行っていたくらい野球しかしてこなかった。中学に入ってもほったらかしにしていたけど、自主練の走り込みもしっかりやっていて、毎日家の周りを5キロ以上走ったり、家の前で素振りしたり。たまに私が『やらへんかったら下手になるけどなあ……』と聞こえるようにボソッと言ってみたことがある程度です」
市立和歌山高に進むと、片道1時間かけて実家から通学。家族総出のサポートが始まった。
父の宏幸さん(49)は大阪府内の駅職員として働く。朝出勤して夜まで働いてそのまま駅に泊まり、翌朝帰宅するというのが基本の勤務体系だが、一家の中で一番に家を出るのは健太。朝5時半に自宅を出発し、宏幸さんの車で10分のところにある最寄り駅へ送った。