早大・蛭間拓哉が日ハム二軍との交流戦で右翼弾! スカウトはドラフトへ舌なめずり
3日、日本ハムの合宿所のある鎌ケ谷のグラウンドにはプロのスカウトが大挙して訪れた。
ネット裏に陣取った5、6球団、計10人を超すスカウトのお目当ては早大の蛭間拓哉外野手(4年=左投げ左打ち)。今秋のドラフト1位候補が、日本ハムの二軍とのプロアマ交流試合でどんな打撃をするのかチェックするためだ。
その蛭間が二回の第1打席で、日本ハムの先発右腕・池田(27)から右翼スタンドにライナー性の本塁打を放った。カウント1ボールからの2球目スライダーをジャストミート。ややドライブのかかった打球は、右翼フェンスを越えて芝生席に吸い込まれた。
「最大の長所はパワーだが、その割にスイングがコンパクトなので率も稼げるタイプ。バッティングに比べると肩はいまひとつだけど、脚力はそこそこだし、プロでも外野は十分守れます。この日のバッティングを見る限り引っ張る傾向が強いので、アウトコースの球は当てにいくような気もしますけど、春、秋のリーグ戦も好調なら、外野手の手薄なチームは確実に上位指名するでしょう」とはネット裏で観戦したスカウトだ。