ヤクルト
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痛恨燕が金銀飛車角落ちでも一丸勝利 本当の受難これから
本当の受難はこれからかもしれない。 31日、ヤクルトは試合前に捕手の西田と球団スタッフの計2人が新型コロナウイルスの陽性者と判明。さらに主軸の山田、遊撃の西浦、右の打撃職人内川、先発のスアレス、精神的支柱のベテラン青木の5人...
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【新人王候補の素顔】燕・奥川は壁にぶち当たるたびに進化
高卒2年目ながら、開幕ローテ入り。球団OBからは「時期尚早だ」という声も出ているものの、むしろぶつかった壁の高さに比例して進化するのが奥川という投手だ。 星稜高校の林和成監督は「奥川は高校時代から仲間と対戦相手に恵まれました...
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ロッテ二軍コーチに就任 開幕半月で一軍行きを命じられた
ヤクルト入団時の監督は土橋正幸さんだった。高校を卒業後、浅草のストリップ劇場「フランス座」の草野球チームに助っ人として参加し、東京都大会で優勝。そこからプロ入りした異色の経歴の持ち主だ。江戸っ子気質でとにかく短気。みんな怯えながらプ...
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ヤクルトユマキャンプの珍騒動“国境越え”で監禁騒動に発展
ヤクルトのユマキャンプといえば、思い出すことがある。 ユマはメキシコとの国境に近く、選手数人が休日にドライブをしていたところ、いつの間にかメキシコに入ってしまったそうだ。当時は米国からメキシコへ入るのは、ほぼノーチェック。た...
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広沢とユマに着くと午前中2時間の地獄のアップにビックリ
「大学の卒業式に出てから来ればいいから」 土橋正幸監督率いるヤクルトにドラフト1位で指名された明大の広沢克己(現・克実)と同2位の法大の私は、1月24日から始まっている春季キャンプに合流するため、10日ほど遅れて米アリゾナ州ユ...
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ヤクルト奥川は“使いながら育てる” 開幕ローテ入りの思惑
大抜擢と言っていい。 ヤクルト2年目の奥川恭伸(19)が開幕3戦目(28日=阪神戦)に先発する。実戦3試合目となる21日の西武戦は、5回途中3失点。今季最多の77球を投じた。高津監督は今後も一定の球数制限を設けつつ、一軍ロー...
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V旅行先のカジノでサッチーからもらった100ドルが大当たり
優勝旅行で思い出すのは、ヤクルト選手時代にリーグ優勝を果たした1992年、オーストラリアのゴールドコーストに行ったことだ。 当時のV旅行は「18時に集合してナイトクルーズで食事」のように細かくスケジュールが決められ、選手、首...
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ヤクルト内川は早くも5番内定 原動力は“史上4人目の称号”
39歳を迎えるベテランが新天地で気を吐いている。3日の巨人とのオープン戦初戦で移籍後の実戦初本塁打を放ったヤクルトの内川聖一(38)。4日の巨人戦は2タコに終わったものの、「キャンプからずっと状態の良さを維持していて、高津監督は早く...
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燕加入・田口麗斗の執念 巨人打線はキリキリ舞いさせられる
巨人からトレードでヤクルトへ移籍した田口麗斗(25)が3日、巨人とのオープン戦前に、オンラインでの入団会見に臨んだ。 「転校生の気分」と笑顔を見せると、「ユニホーム? 予想より似合っていたので、すごく晴れやかな気持ち。最後まで...
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遠征先で無断外泊先から球場入り…それでも石井は好投した
ヤクルトのドラフト1位ルーキー石井一久(現楽天監督兼GM)は、1992年の日本シリーズ第3戦で史上初の「レギュラーシーズン未勝利の高卒新人の先発登板」を果たす。4回途中2失点で敗戦投手となったが、高卒新人投手の先発登板自体、56年の...
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巨人「田口↔広岡」トレードの背景に坂本勇人の後継者問題
また電撃トレードが成立した。 1日、巨人・田口麗斗投手(25)とヤクルト・広岡大志内野手(23)の1対1の交換トレードが成立したと両球団が発表した。 昨年、チーム防御率が4.61と12球団ワーストに沈んだヤクルトにと...
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古田敦也が内角打ちの名人になった貪欲な「聞き取り力」
「ギャンブルはしない」という野村克也監督のサインを無視した三塁走者・古田敦也のギャンブルスタートが功を奏し、貴重な追加点を奪ったヤクルトは、1993年の日本シリーズで15年ぶりの日本一に輝いた。 それにしても古田はよく突っ込ん...
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93年日本S第7戦 古田の“ギャンブルスタート”はサイン無視
読み通り、西武の守護神・潮崎哲也の内角スライダーに私の体が反応した。打球はライナーで右翼ポール際へ飛び込むサヨナラ本塁打となった。1992年の日本シリーズ第6戦のことだ。 西武圧倒的有利の下馬評を覆し、6試合で3勝3敗。その...
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92年日本Sで西武・潮崎からサヨナラ弾 捕手の配球を読んだ
三振をしてベンチに戻ると、野村克也監督の“尋問”が始まる。 「何考えとる。三振の仕方が悪い。何を狙っていた? 根拠は何だ?」 追い込まれていたのに、なぜ変化球を待ったのか。相手の配球データを見て、ここは変化球しかないと...
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「野村ID野球」支えた選手以上に担当スコアラーが怒られた
「弱者の兵法」として野村克也監督が重視したのがID野球である。インポータント・データの略で「データ重視」の意味だ。 「敵を知り、己を知る。同じ右打者でも足が速く、塁に出したくない飯田(哲也)、長打力のある広沢(克己=現・克実)、...
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野村監督“独演90分”ミーティング「働き一両、考え五両」
野村克也監督は就任した1990年の米アリゾナでの春季ユマキャンプから「改革」を行った。 ■ヤクルト就任1年目ユマキャンプ これまで19時から20時半まで行っていた夜間練習に代わり、ホテルの一室で毎晩1時間半以上、後に「...
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野村監督1年目の開幕戦「捕手クビ」を招いた疑惑の本塁打
私はヤクルト4年目の1988年に正捕手に定着した。先週、一周忌を迎えた野村克也氏がヤクルトの監督に就任したのは、私が6年目を迎える90年のことだ。 ケチのつき始めは、私がスタメンマスクをかぶった敵地・東京ドームで行われた巨人...
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古田敦也氏14年ぶり現場復帰も ヤクルト監督再登板への壁
雪解けが進んだとみる関係者は少なくない。 5日、ヤクルトの古田敦也臨時コーチ(55)が指導を開始。室内練習場で捕手を集め、実演を交えながらキャッチングの指導を行うなど、精力的に動いた。 沖縄入りした4日には早速、選手...
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元AKB板野友美がヤクルト高橋奎二と結婚 すでに同居生活も
元AKB48の板野友美(29)が、ヤクルトの高橋奎二投手(23)と結婚したことが分かった。 サンケイスポーツによると、5日未明に、AKBのプロデューサー、秋元康氏とヤクルトの高津臣吾監督が証人の欄にサインした婚姻届を東京都内...
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巨人は来季“残留地獄”…天敵が留まり、大物FA補強も叶わず
国内FA権を行使していたヤクルトの小川泰弘(30)が25日、「スワローズの一員として日本一を目指してプレーすることを決断した」と4年総額7億5000万円を超える大型契約を結び、残留を決めた。獲得に乗り出していた日本ハムと水面下で交渉...
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FA宣言の小川ヤクルト「残留決断」まで時間かかった舞台裏
ようやく腹を決めたようだ。ヤクルトからFA宣言していた小川泰弘(30)がチーム残留を決断。それにしても、時間がかかった。 ヤクルトは小川に「4年総額7億5000万円規模」という破格の条件を用意。これまでに3度の交渉を行って残...
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佐々木朗希は現状維持 OB明かす“一軍ローテは3年後”の根拠
バリバリ働けるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。 14日、ロッテの佐々木朗希(19)が契約更改。現状維持の1600万円でサインした。 昨年のドラフトで4球団競合の末にロッテ入りした163キロ右腕は今季、一、...
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巨人に神通力なし ベイ井納&梶谷狙いもよぎる“昨年2連敗”
巨人が電光石火でFA交渉に乗り出した。 交渉解禁日となった6日、DeNAから国内FA権を行使した井納翔一投手(34)と初交渉。2年総額2億円程度の条件を用意している。 巨人は今季14勝2敗だったエース菅野がポスティン...
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FAヤクルト小川の移籍は“本塁打”がカギ…投手有利の球場は
果たして争奪戦になるのか。 ヤクルトのエース、小川泰弘(30)が4日にFA宣言。今季は2015年以来の2ケタ勝利(10勝8敗)を挙げた。8月にノーヒットノーランを達成した一方で、防御率は4・61。被安打132、被本塁打20、...
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38歳ヤクルト青木が3年10億円 異例契約で球団が描く青写真
幹部候補生としての期待が如実に表れた。 ヤクルトの外野手・青木宣親(38)が4日に契約更改。来季から新たに「3年総額10億円」の破格契約を結んだ。 「この年で3年契約、高く評価してくれました」 本人がそう口にし...
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ヤクルト2位・山野太一 父の「志」を胸に神宮のマウンドへ
「妻の方からアプローチしてきました(笑い)」 そう語るのは山口県の市役所に勤める父・正明さん(58)だ。 幼少期から育った小郡町(現在は新設合併され山口市)には俳人・種田山頭火が昭和7年から約6年間暮らした其中庵がある...
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他球団は困惑…前ソフトB内川「ヤクルト入り報道」の波紋
「ホントにヤクルトに決まったんですか?」 他球団の関係者が困惑しながら、こう言った。 今季限りでソフトバンクを自由契約になった内川聖一(38)の去就について、20日付の日刊スポーツが、ヤクルト入りが決定的になったと報じ...
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ヤクルト山田“残留”の代償…エース流出不可避で来季も苦境
今オフのFAの最大の目玉だったヤクルトの山田哲人(28)がチーム残留を決めた。19日に発表した球団はホッと一安心だが、「これでエースの流出は決定的だ」とヤクルトOBは複雑だ。 ■7年40億円の超大型契約 「複数回の下交渉...
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山田哲争奪戦!最長7年40億円提示でソフトBに挑む燕の勝算
国内FA権を取得したヤクルトの山田哲人(28)の周囲が騒がしくなってきた。 残留交渉を進めるヤクルトは、山田に最長7年、総額40億円規模の条件を準備。球団史上最高の破格契約といっていい。 もっとも、山田本人はヤクルト...
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ヤクルト奥川ホロ苦デビュー…怪物の現在地と収穫と課題
ヤクルトの昨年のドラフトで1位指名されたルーキー右腕の奥川恭伸(星稜)が、10日の広島戦でプロ初登板初先発。直球の最速は148キロをマークしたものの、総じて直球、変化球ともに高めに浮いたり引っかけたりでボールを制御しきれず、4番松山...