ヤクルト
-
92年日本Sで西武・潮崎からサヨナラ弾 捕手の配球を読んだ
三振をしてベンチに戻ると、野村克也監督の“尋問”が始まる。 「何考えとる。三振の仕方が悪い。何を狙っていた? 根拠は何だ?」 追い込まれていたのに、なぜ変化球を待ったのか。相手の配球データを見て、ここは変化球しかないと...
-
「野村ID野球」支えた選手以上に担当スコアラーが怒られた
「弱者の兵法」として野村克也監督が重視したのがID野球である。インポータント・データの略で「データ重視」の意味だ。 「敵を知り、己を知る。同じ右打者でも足が速く、塁に出したくない飯田(哲也)、長打力のある広沢(克己=現・克実)、...
-
野村監督“独演90分”ミーティング「働き一両、考え五両」
野村克也監督は就任した1990年の米アリゾナでの春季ユマキャンプから「改革」を行った。 ■ヤクルト就任1年目ユマキャンプ これまで19時から20時半まで行っていた夜間練習に代わり、ホテルの一室で毎晩1時間半以上、後に「...
-
野村監督1年目の開幕戦「捕手クビ」を招いた疑惑の本塁打
私はヤクルト4年目の1988年に正捕手に定着した。先週、一周忌を迎えた野村克也氏がヤクルトの監督に就任したのは、私が6年目を迎える90年のことだ。 ケチのつき始めは、私がスタメンマスクをかぶった敵地・東京ドームで行われた巨人...
-
古田敦也氏14年ぶり現場復帰も ヤクルト監督再登板への壁
雪解けが進んだとみる関係者は少なくない。 5日、ヤクルトの古田敦也臨時コーチ(55)が指導を開始。室内練習場で捕手を集め、実演を交えながらキャッチングの指導を行うなど、精力的に動いた。 沖縄入りした4日には早速、選手...
-
元AKB板野友美がヤクルト高橋奎二と結婚 すでに同居生活も
元AKB48の板野友美(29)が、ヤクルトの高橋奎二投手(23)と結婚したことが分かった。 サンケイスポーツによると、5日未明に、AKBのプロデューサー、秋元康氏とヤクルトの高津臣吾監督が証人の欄にサインした婚姻届を東京都内...
-
巨人は来季“残留地獄”…天敵が留まり、大物FA補強も叶わず
国内FA権を行使していたヤクルトの小川泰弘(30)が25日、「スワローズの一員として日本一を目指してプレーすることを決断した」と4年総額7億5000万円を超える大型契約を結び、残留を決めた。獲得に乗り出していた日本ハムと水面下で交渉...
-
FA宣言の小川ヤクルト「残留決断」まで時間かかった舞台裏
ようやく腹を決めたようだ。ヤクルトからFA宣言していた小川泰弘(30)がチーム残留を決断。それにしても、時間がかかった。 ヤクルトは小川に「4年総額7億5000万円規模」という破格の条件を用意。これまでに3度の交渉を行って残...
-
佐々木朗希は現状維持 OB明かす“一軍ローテは3年後”の根拠
バリバリ働けるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。 14日、ロッテの佐々木朗希(19)が契約更改。現状維持の1600万円でサインした。 昨年のドラフトで4球団競合の末にロッテ入りした163キロ右腕は今季、一、...
-
巨人に神通力なし ベイ井納&梶谷狙いもよぎる“昨年2連敗”
巨人が電光石火でFA交渉に乗り出した。 交渉解禁日となった6日、DeNAから国内FA権を行使した井納翔一投手(34)と初交渉。2年総額2億円程度の条件を用意している。 巨人は今季14勝2敗だったエース菅野がポスティン...
-
FAヤクルト小川の移籍は“本塁打”がカギ…投手有利の球場は
果たして争奪戦になるのか。 ヤクルトのエース、小川泰弘(30)が4日にFA宣言。今季は2015年以来の2ケタ勝利(10勝8敗)を挙げた。8月にノーヒットノーランを達成した一方で、防御率は4・61。被安打132、被本塁打20、...
-
38歳ヤクルト青木が3年10億円 異例契約で球団が描く青写真
幹部候補生としての期待が如実に表れた。 ヤクルトの外野手・青木宣親(38)が4日に契約更改。来季から新たに「3年総額10億円」の破格契約を結んだ。 「この年で3年契約、高く評価してくれました」 本人がそう口にし...
-
ヤクルト2位・山野太一 父の「志」を胸に神宮のマウンドへ
「妻の方からアプローチしてきました(笑い)」 そう語るのは山口県の市役所に勤める父・正明さん(58)だ。 幼少期から育った小郡町(現在は新設合併され山口市)には俳人・種田山頭火が昭和7年から約6年間暮らした其中庵がある...
-
他球団は困惑…前ソフトB内川「ヤクルト入り報道」の波紋
「ホントにヤクルトに決まったんですか?」 他球団の関係者が困惑しながら、こう言った。 今季限りでソフトバンクを自由契約になった内川聖一(38)の去就について、20日付の日刊スポーツが、ヤクルト入りが決定的になったと報じ...
-
ヤクルト山田“残留”の代償…エース流出不可避で来季も苦境
今オフのFAの最大の目玉だったヤクルトの山田哲人(28)がチーム残留を決めた。19日に発表した球団はホッと一安心だが、「これでエースの流出は決定的だ」とヤクルトOBは複雑だ。 ■7年40億円の超大型契約 「複数回の下交渉...
-
山田哲争奪戦!最長7年40億円提示でソフトBに挑む燕の勝算
国内FA権を取得したヤクルトの山田哲人(28)の周囲が騒がしくなってきた。 残留交渉を進めるヤクルトは、山田に最長7年、総額40億円規模の条件を準備。球団史上最高の破格契約といっていい。 もっとも、山田本人はヤクルト...
-
ヤクルト奥川ホロ苦デビュー…怪物の現在地と収穫と課題
ヤクルトの昨年のドラフトで1位指名されたルーキー右腕の奥川恭伸(星稜)が、10日の広島戦でプロ初登板初先発。直球の最速は148キロをマークしたものの、総じて直球、変化球ともに高めに浮いたり引っかけたりでボールを制御しきれず、4番松山...
-
ヤクルト近藤ら“同期”全7選手がクビ…Bクラス指定席の当然
ヤクルト低迷の最大の要因がこれだろう。 2日に近藤、山中、山田大ら支配下6投手に戦力外通告。2014年ドラフト2位で入団した風張蓮(27)もクビを宣告され、これで同年のドラフトで指名された7選手がすべてヤクルトのユニホームを...
-
ヤクルトはいつまで40歳の石川雅規を祭り上げるつもりだ?
岩隈久志が39歳で引退する。近鉄、楽天のエースに君臨して、メジャーではシアトルでノーヒットノーランを達成した。メジャーから戦力外を宣告された時点でサッと身を引けばよかったが、手当たり次第唾つけ永久に不潔球団に誘われて、案の定たなざら...
-
アマ球界に衝撃…神宮大会中止の背景に主催者のコロナ不況
明治神宮野球大会の中止は、アマ球界に大きな衝撃を与えた。 高校、大学の秋の日本一をかけて戦うこの大会は昨年で50回を重ね、中止は昭和天皇の病状悪化による1988年以来2度目。春夏甲子園、大学野球選手権と並ぶアマ野球最高峰の大...
-
野村監督の冷徹な計算 シーズン半ばで主力選手を休ませた
プロ野球のペナント争いも終盤に差し掛かった。 クライマックスシリーズがないセ・リーグは巨人が独走しており、優勝、日本シリーズ進出は確実だろう。そして下位チームは来季を考えて若手を使い始めている。 来季を見据えるといえ...
-
G丸佳浩ドンジリからの逆襲 打率急上昇し締めは特大逆転弾
巨人・丸佳浩(31)が難敵を攻略した。 13連戦最後の13日のヤクルト戦。1点を追う四回1死一塁から、先発・小川のチェンジアップを振り抜くと、右翼席中段に飛び込む逆転2ランとなった。リーグ2位の8勝を挙げている難敵を攻略する...
-
ヤクルト長谷川宙輝 悩み抜いた末にたどり着いた新境地
昨オフ、育成選手として所属したソフトバンクを退団し、ヤクルトに支配下選手として入団。新天地で念願の2ケタ背番号をもらった今季、中継ぎとして26試合に登板。150キロの直球を武器に、7月は11試合で失点したのが1試合と圧巻の投球を見せ...
-
ヤクルト山田「国内FA権」取得もまさかの来季残留に現実味
今オフのFA市場で最大の目玉といっていい。3日に国内FA権(8年)の取得要件を満たしたヤクルトの山田哲人(28)のことだ。 過去に3度のトリプルスリーを達成したこの山田を巡っては、かねて、巨人、ソフトバンクのみならず、メジャ...
-
巨人菅野が82年ぶり快挙と“鬼門”神宮攻略 日本に悔いなし
これで思い残すことはないのではないか。 巨人の菅野智之(30)が25日、敵地神宮でのヤクルト戦に登板。7回5安打2失点で開幕9連勝とし、球団では1966年の堀内恒夫以来54年ぶり、開幕投手としてはスタルヒン以来82年ぶりの快...
-
ソウル五輪の正捕手・古田敦也は「考える力」を持っていた
1988年ソウル五輪の代表メンバーだった古田敦也(トヨタ自動車)は、立命大4年時の87年8月に行われたアジア野球選手権でも代表入りしていた。監督の鈴木義信さん(東芝)、コーチの川島勝司さん(ヤマハ)もその頃から捕手の能力を高く評価し...
-
阪神・藤浪と巨人・澤村…先にトレードされるのはどっち?
それでも、信用はできないという。 阪神の藤浪(26)が今季2度目の先発となった30日のヤクルト戦で7回4失点(自責1)。守備のヘボに足を引っ張られて2敗目を喫したものの、10三振を奪って心配された四球はわずかに1という内容に...
-
燕・村上がゴジラ松井を超える日…逆転V弾で本塁打量産中
29日の対阪神戦。負ければ3位転落のピンチを救ったのが、プロ3年目で4番に座るヤクルトの村上(20)。1点を追う四回、左翼へ逆転の5号2点本塁打を放った。 35打点はセ・リーグトップ。昨季、最下位に終わったチームを、主砲とし...
-
巨人が唯一警戒 ヤクルトで着々と進む奥川恭伸の育成計画
ヤクルトのドラフト1位ルーキー奥川恭伸(19=星稜)がプロ最長の三回のマウンドに上がった。 20日の二軍の楽天戦に先発し、初回2死三塁から和田にプロ入り後初となる右越え2ランを被弾。4試合目の登板で初失点となったものの、自身...
-
G岡本がセ三振王目前も…起死回生9号2ランで見せた4番の器
“生涯一投手コーチ”を自任する評論家の権藤博氏は常々、こう言っている。 「そもそも打者の三振は『悪』ではない。投手からすれば、三振することを恐れず、フルスイングをしてくる打者ほど不気味なものはない。ちょっとコントロールを間違え...