古田敦也氏14年ぶり現場復帰も ヤクルト監督再登板への壁
雪解けが進んだとみる関係者は少なくない。
5日、ヤクルトの古田敦也臨時コーチ(55)が指導を開始。室内練習場で捕手を集め、実演を交えながらキャッチングの指導を行うなど、精力的に動いた。
沖縄入りした4日には早速、選手ミーティングを行った。かつて野村監督の下、ヤクルト黄金時代を築いた「ID野球の申し子」には、バッテリー強化の期待がかかる。
古田氏がヤクルトへ復帰するのは、2007年以来、実に14年ぶり。現役時代は華々しい成績を残し、06年から選手兼任監督を務めたが、3位、6位に終わり、わずか2年で監督を退任。編成面などでフロントとの対立もあり、追われるようにヤクルトを去った。
親会社内、球団内ではその際に生じたアレルギーが根強かったものの、19年に行われたスワローズOB戦で久々にヤクルトのユニホーム姿を披露。現役時代にバッテリーを組んだ高津監督の希望もあり、“現場復帰”と相成った。
ファンの間では、古田氏の監督再登板を期待する声が出始めているが、「ハードルは高いでしょう」とは、古株の球界OB。