FAヤクルト小川の移籍は“本塁打”がカギ…投手有利の球場は
果たして争奪戦になるのか。
ヤクルトのエース、小川泰弘(30)が4日にFA宣言。今季は2015年以来の2ケタ勝利(10勝8敗)を挙げた。8月にノーヒットノーランを達成した一方で、防御率は4・61。被安打132、被本塁打20、64失点、自責点61はいずれもリーグワーストだった。
■複数の球団が興味
ヤクルト残留の可能性があるものの、今オフにFA宣言した先発投手はDeNAの井納を加えて2人だけ。先発不足の複数球団が興味を示しているという。
FA補強といえば何でも欲しがる巨人はどうか。菅野をポスティングにかけたことで、先発の頭数は必要。もっとも、セの編成担当は「さすがに巨人は……」と、こう続ける。
「小川はホームランを打たれやすい投手。15、16年、そして昨季から2年連続と、4シーズンで最多被本塁打投手になっている。狭い神宮球場を主戦場にしていることもそうだが、東京ドームでも今季は防御率6・75、ホームランも6本打たれている。いくらFA宣言した選手が少ないとはいえ、狭い球場に弱いことが明確な投手を欲しがるかどうか」