大人向けのお薦め、話題のコミック5冊
ボストンテリアの4歳のオス「紋」は、飼い主だったおばあさんが亡くなり、ある夫婦のもとに引き取られる。新しい飼い主の妻は、以前から使いボロボロになっている敷物を取り上げようとするが、紋は渡そうとしない。おばあさんの匂いが忘れられないようだ。ある日、妻は紋がエサを食べているすきに敷物を取り上げ、処分するが、それ以来、紋は飼い主に心を閉ざしてしまう。困っておばあさんの遺族に話を聞きに行った妻は、敷物にまつわる意外エピソードを教えられる。
その他、早朝、窓の外を散歩するグレートピレニーズと心を通わす難病の少女の物語など、6編を収録。
(双葉社 900円+税)
■家族
「蜃気楼家族4」沖田×華著
看護師から風俗嬢へ転身、今は漫画家として活躍する著者一家のハチャメチャな日々をつづった自伝コミック。
4巻目となる本書では、友人に勧められ性器にボディーピアスをした結果、男並みの立ちションが可能になった顛末などが面白おかしく描かれる。そんな著者が普通の人に見えてくるほど、他の家族も強烈な人生を送っている。