第一話 倫理的にあり得ない(4)餌じゃありません!食事です!
安心したら紅茶が飲みたくなった。貴山に淹れてもらおうと後ろを振り向くと、貴山が厳しい顔で涼子を見ていた。
涼子はびくりとして、わずかに身を引いた。
「な──なによ。怖い顔して」
「いいんですか、あんなこと言って」
「なにが?」
涼子はしらばっく…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,203文字/全文1,343文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】