第一話 倫理的にあり得ない(32)答えが得られないようなら解雇
貴山が眉間に皺を寄せた。
「だから、私はなにも知らないって言っているでしょう」
涼子は引かない。さらに食い下がる。
「じゃあ、どうしてあんな危ないことしたの。一歩間違えれば、あのふたりの人生は粉々になっていたのよ!」
涼子の剣幕に圧されたのか、貴山が…
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