(4)32階の部屋は圧倒的なパノラマ
「もう、ほんと、いやんなっちゃう」
心の中だけで言ったつもりが、つい、声にでてしまう。フロントのコンシェルジュがあっと顔をあげる。
「おかえりなさいませ。……なにかございましたか?」
「いえ、っていうか。……そう。アプローチのところにゴミが落ちていたもんだから…
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