メンバーの確執が表面化したチェッカーズ クロベエの死
<2004年8月>
1983年「ギザギザハートの子守唄」でデビューして以来、ヒット曲を連発したチェッカーズ。92年紅白出場を最後に解散した後、元メンバーはそれぞれの道に進んだが、04年8月、ドラムス担当のクロベエこと、徳永善也が舌がんにより亡くなった。まだ40歳の若さ。突然の訃報は世間を驚かせた。
92年に解散後、メンバーはそれぞれ音楽活動を中心に芸能界で活躍。クロベエも93年に「リトルバッハ」というバンドを結成し、リハーサルを重ねて95年2月、フジテレビの昼ドラマ「指輪」の主題歌「眠れぬ美女」でデビューした。
しかし、セールスが伸びず、リトルバッハはわずか3年で解散。元メンバーとの仕事もうまくいかず、「オレ、芸能界に向いてないや、スティック下ろすわ」と芸能活動を休止した。
その後しばらく消息不明となり、ネットの掲示板には「ファンの前に姿を見せてください」「あなたはどこで何をしているんですか」と書き込みが続いた。ファンの間では「広島で電器屋をやっている」「実家で犬の散歩をしているところを目撃した」などのウワサも流れた。