やしきたかじんさん死去…周囲もうすうす気付いていた体調
歌手でタレントのやしきたかじん(本名・家鋪隆仁)さんが3日未明、都内の病院で亡くなっていた。64歳。告別式は近親者で済ませ、大阪市西成区に住む母親もショックを見せているという。
大阪市生まれで大学時代から歌手活動を始め、「あんた」「やっぱ好きやねん」のヒット曲をリリース。一方で、歯に衣着せぬしゃべりで人気者となり、数多くの冠番組を抱え、「関西の視聴率男」と呼ばれた。
12年1月に食道がんを公表し休養を宣言。4月に手術をして、翌年の3月に一度は仕事復帰したものの、5月から再び長期療養していた。初期のがんと説明されていたが、実際は予断を許さない症状だった。それでも療養中に北新地のクラブに通うなど、型破りキャラを演じ続けなければならなかった。
「昨年の大晦日に『たかじん胸いっぱい』の特番が放送されました。1000回突破記念とうたった2時間番組。同番組のプロデューサーは、たかじんさんとツーカーの間柄で、声の出演ぐらいはあるかなと思ったが、サプライズ登場はナシ。相当悪いのだろうとウワサされていました」(在阪テレビ局関係者)
昨秋に32歳年下の女性と結婚。献身的な看病を見せた女性への遺産贈与のけじめとされている。