「S」不調で「安堂ロイド」の二の舞? 向井理の正念場
「『安堂ロイド』の呪いじゃないの?」(放送作家)なんて笑えない冗談が飛び交っている。
TBS日曜夜9時枠の「S―最後の警官―」の第4回の視聴率が12.9%に急降下(2日放送、ビデオリサーチ調べ=関東地区)。イマドキ十分合格点だが、初回から6ポイントもダウンし、関係者をヤキモキさせている。
「前期同枠のキムタク主演『安堂――』も、初回19.2%と高視聴率だったのに、4回目で10.3%と、1ケタ寸前まで落ち込んだ。嫌な流れが似ているんですよね」(放送作家=前出)
だから「呪い」というわけで、「S」も「安堂ロイド」のように低空飛行を続けるんじゃないかと囁かれているのだ。
「主演の向井理(31)が『ミスキャスト』という声は当初から耳にしますね。『S』の主人公・神御蔵一號は警視庁の特殊部隊の隊員で、元プロボクサーの熱い男という設定。表情が薄くてクールなイメージの向井とは、まるで正反対です」(制作スタッフ)
向井は2010年にNHKの連ドラ「ゲゲゲの女房」で“水木しげる”役を演じて全国区になったが、もともと明治大農学部で遺伝子工学を専攻していた理系男子。俳優になる前は6年ほどバーテンダーをしていたという変わり種だ。