芸人マキタスポーツが独自論 「芸能人はほぼ佐村河内的だ」
翻って、マキタのいる芸能界にも“佐村河内的”な人物はうじゃうじゃいるという。
「芸能人はほとんど佐村河内的だと思ってもらっていい。我々芸能界に生きてる人間はウケるためなら何でもする。最近の森(喜朗)さんもそうです。あの人はウケたスベったという感覚が自分の中にあって、講演会ではばんばんウケるから調子に乗っていろいろしゃべっちゃう。表に立って表現する人の悲しい習性として、ウケてる人のところに顔が向くんです。フラワーロックみたいな感じで、笑い声の聞こえる方向に顔を向ける。で、どんどん過剰になって最初は『全聾』と言い、グラサンをかけ、ヒゲをたくわえ、それらしい服装をし、杖まで持ち始めて……なぜなら、それはウケるからです。佐村河内さんのやったことのズサンさや人間性は裁かれて当然だけど、あれは自分の最悪のアナザーストーリーを見てる気もする。どんどんウケる方に行って、気が付いたらあんなことになってるかもと考えたら恐ろしいですね」