佐村河内氏も…広島出身“著名”ミュージシャンが多いワケ
「『偽りの旋律』『砂上の交響曲』なんてタイトルの自叙伝を出すつもりなんじゃないの」と、出版業界では笑い話になっている。ゴースト作曲家騒動の渦中にいる佐村河内守氏(50)のことだ。
「佐村河内さんは若い頃に役者を目指したものの鳴かず飛ばずで、ロックミュージシャンにもなれなかった。何でもいいからとにかく目立ちたかっただけで、同じ広島市出身の矢沢永吉のように、“成りあがり”を夢見ていたんでしょうね」(芸能リポーター)
確かに、広島は著名なミュージシャンを数多く輩出している。矢沢以外に西城秀樹、世良公則、吉川晃司、奥田民生、奥居香、デーモン閣下に速水けんたろう……ポルノグラフィティやPerfumeも広島。吉田拓郎も広島育ちだ。
「吉川晃司が無名の頃、東京のプロダクションに<広島に凄いヤツがいる。見に来ないと一生悔いを残す>なんて手紙を自ら書いて送ったのは、知られた話です。広島県民って、異常なほど上昇志向が強いタイプが多いんですかねえ」(芸能リポーター=前出)
「ビッグスターになる」と大風呂敷を広げた吉川も売れたからよかったものの、そうじゃなかったら“痛い人”。デーモンだって、ただの変人扱いだっただろう。県民性に詳しい「ナンバーワン戦略研究所」代表の矢野新一氏がこう言う。