「宮本武蔵」も微妙な数字 “元視聴率男”キムタクの脱皮策
「太刀筋を見る限りは有段者っぽい」という声はある。さすが、幼い頃から剣道をやっていたという木村拓哉(41)だけに15、16日の2夜にわたって放送された主演ドラマ「宮本武蔵」には、相当気合が入っていた。これでもかというぐらいに番宣にも出まくっていたが、ふたを開けてみれば「視聴率は14%台、12%台というビミョーな結果に」(テレビ局関係者)。
“視聴率男”というには物足りないし、完全に落ち目でもないという、ビミョーな立場の最近のキムタクを象徴するような数字だった。
「宮本武蔵をやってもキムタク。誰を演じてもキムタクなんです。要するに幅が狭いってことですが、別にそれはキムタクに限った話じゃない。スターっていうのはそういうもので、田村正和だって何をやっても田村正和ですが、少なくとも田村正和は時代劇の上に現代劇も、シリアスもコミカルもこなせる」(映画業界関係者)
■本木雅弘は独立で大化け
だから田村正和はずっとスターのままなんだろうが、キムタクはこのままでは危うい。7月には大ヒットしたドラマ「HERO」の続編が内定しているなんてウワサもあるが、それがコケたら、「安堂ロイド」の件もあるし、キムタク神話は完全に崩壊する。