武井壮 “百獣の王”の原点は母親への思いと亡き兄の無念
中学時代は野球部に所属しながら、3年間、試験成績学年1位をキープ。そんな武井の中で支えになっていたのが2歳年上の兄・武井情だという。「有名になって多くの人に認めてもらい、喜んでもらいたい」という理由から俳優を目指し、養成学校に通っていたが、22歳の頃に体調不良を訴え、末期がんであることが発覚。24歳という若さでこの世を去っていることは武井自身がブログやテレビでも明かしている。そんな兄の「認められたい」という気持ちを弟が継承。アスリートとしても“世界一”を目指し、芸能界で活躍して有名になることを目標にしたというのは、見た目からは想像もできない意外なエピソードである。
昨年開催された「世界マスターズ陸上」の200メートルでは銅メダル、100メートルでは4位に入賞。22日には「沖縄マスターズ陸上」にも出場する予定。“百獣の王”の原点は“瞼(まぶた)の母”と兄の無念だった。