ロンブー淳が政治ショー司会 「紳助流」で目指す総理のイス
ロンドンブーツ1号2号の田村淳(40)が、先輩芸人と同じ道を歩んでいる。4月から東京ローカル局の「TOKYO MX」で始まった「淳と隆の週刊リテラシー」(土曜17時~)。田村淳とジャーナリストの上杉隆氏(46)が、ゲストコメンテーターを交えて1週間のニュースを振り返る生放送の番組だ。
14日のゲストは、日刊ゲンダイ本紙で「新政官業研究」(火・木曜掲載)を連載中のノンフィクション作家・森功氏。その前週の7日は元航空幕僚長の田母神俊雄氏を招いていた。そして、なぜかスタジオ見学に訪れた若手の国会議員も紹介されたりする。福島県知事選や集団的自衛権の問題など、お堅いテーマを扱う政治色が強い番組だ。
生放送の政治ショーで司会を務めた芸人といえば、真っ先に思い浮かぶのが引退した島田紳助(58)である。日曜午前の情報番組「サンデープロジェクト」で、“指南役”の田原総一朗氏と番組を進行。時事問題に詳しいインテリな芸人というイメージづくりに成功した。
淳の番組も「サンプロ」に似ている。政治問題を積極的に取り上げる姿勢もそうだが、ジャーナリストと芸人を組み合わせるスタイルも一緒。紳助と同じように淳も、知的な芸人と見られたいようだ。