“号泣県議”垂れ流し テレビが血眼で「新事実」探すワケ
野々村竜太郎兵庫県議(47)の号泣会見がテレビで流れない日はない。
「あれだけインパクトのある映像は貴重ですからね。海外でも話題になったし、<わたしは~、ああ~、命懸けで~、おお~>と野々村氏の声がテレビから流れるだけで、家事をしている主婦は手を止めて見てしまう。潜在視聴率はピカイチです。次々と明らかになる“新事実”は、号泣映像を流すための“材料”。あの映像だけを繰り返し流すことはできないから、みんなほかの媒体をチェックして必死で切り口を探していますよ」(テレビ局関係者)
城崎温泉まで足を運び、日帰りできるかトライしてみたり、野々村氏を目撃しているか聞いて回ったり。ほかにも、大雨で列車が運休の日に出張しているとか、通常期と繁忙期で違うはずの特急料金が同じ金額になっているとか、報じられる内容はどこも似たり寄ったり。そして最後は必ずあの号泣映像である。
ここで視聴率を稼げるのだから、ほかのネタは他局と同じでも全然構わないということらしい。その結果、視聴者はどうでもいい“新事実”を繰り返し見せられることになる。まともな神経の持ち主ならウンザリだろう。