視聴率苦戦も ドラマ「家族狩り」で評価高めたキスマイ北山
TBSの金曜夜10時枠のドラマ「家族狩り」が苦戦している。4日放送の初回視聴率は10・5%だったが、11日の2回目は6・9%と大きく落ち込んだ(ビデオリサーチ調べ=関東地区)。
理由はハッキリしている。同時間帯に日本テレビがぶつけてきた「ジブリ祭り」だ。4日は「もののけ姫」、11日は「となりのトトロ」、18日は「借りぐらしのアリエッティ」と、3週連続で再放送。ちなみに、「もののけ姫」の視聴率は21・9%だった。
「家族狩りがジブリ祭りに狩られてしまった格好です。キラーコンテンツを裏に持ってくるとは、容赦ないですね」(テレビ局関係者)
家族狩りは連続一家惨殺事件を軸にしたストーリーだ。それに加え、ちりばめられているテーマが、認知症の親の介護、子どもの虐待、心を病んだ妻を抱える夫の不倫、非行に走る女子高生……どれも重い。
「今期のドラマの中では役者も脚本も一級品ですが、金曜の夜に見るには内容が重すぎるという声もあります。だから余計に、家族で安心して見られる宮崎アニメに流れてしまうのでしょう」(制作スタッフ)