文科省にもすがり…キムタク「HERO」なりふり構わぬ大宣伝
有楽町、赤坂、表参道といった人が集まるエリアに大看板を掲げ、宣伝に躍起──。
木村拓哉(41)主演の月9ドラマ「HERO」(フジテレビ系、月曜21時~)が来週14日からいよいよスタートする。
キムタクは崖っぷちに立たされている。直近の連ドラ主演作「安堂ロイド」(13年、TBS系)が平均視聴率12%台と期待はずれの結果に終わり、「過去の人」という印象を世間に植えつけてしまったからだ。そんな背水の陣で挑む今作は自身のかつてのヒット作の続編。型破りの検事に扮し、01年の連ドラでは全話の視聴率が30%超。07年の映画版も年間実写邦画トップを記録するなど、「HERO」は黄金期を象徴する作品であり、キムタク史上最も視聴率を稼いだドラマなのだ。それだけにフジにとっても、大コケは絶対に許されない。念には念を入れて用意した「奥の手」が、文部科学省とのタイアップだ。
■道徳教育の訴求にピッタリって…
具体的には道徳教育を推進する文科省とフジがタッグを組み、全国の小・中・高校などに約4万部のタイアップポスターを配布したり、イベントを開催するというもの。木村扮する主人公が、誰に対しても公正・公平な態度で接することから、道徳教育の訴求にピッタリというのだが――。