クールジャパン不発 日本ドラマが韓流に負ける3つの理由

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「東京ドラマアウォード2014」のイベントとして22日に行われたシンポジウム。日本、韓国、タイ、インドネシアのドラマ制作の第一線で活躍する人々が集まったのだが、相変わらず韓流ドラマの人気は根強く、日本ドラマの劣勢な状況が浮き彫りになった。

「総人口の半数がドラマ視聴者。韓国の若者のファッションや流行が分かる韓国のドラマはタイの若者から絶大な支持を得ている。時代の流れでしょう、日本から韓国に人気が移行しています」(タイのドラマ監督)

「日本のドラマはかつて『おしん』が人気だったが、今の視聴者が好むドラマは韓国が得意とする軽いタッチで一瞬で幸せになれるシンデレラストーリー」(インドネシアのプロデューサー)

 ドラマ輸出を国策とする韓国政府としては、しめしめの結果だろう。

 日本も手をこまねいているわけではない。一般には浸透していないが、ドラマを世界に売り込むため、07年から民放連とNHKが中心となり「国際ドラマフェスティバル in TOKYO」を創設。翌年には海外でも通用する作品を表彰する「東京ドラマアウォード」を設け、海外市場へ売り込むべく足がかりをつくってきた。「クール・ジャパン」の一環で総務省や経産省が共催している。

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