今年の漢字は「嘘」と 収入も増えた“ゴースト”新垣隆氏を直撃
今秋からは金曜夜の音楽番組「どぅんつくぱ」(フジテレビ系)にも準レギュラーとして出演している。
「譜面を書くお仕事は、小さなものでも時間が大変かかるので(テンパって)ワァ~ッとなってしまいます。テレビの収録は毎回、プレッシャーです。自分のやることに必死で、いろいろなタレントさんとお会いするのですが、サインとかもらうアレもなく……。取材は、騒動について聞かれることが多く、何度経験しても慣れません。もちろん、騒動のことは片時も忘れたことはありません。一生、付き合っていくものだと思っています。2人でああいう騒動を起こしたわけですから。でも、お話しするのはいまだに慣れません……」
人目を避けるために帽子を新調し、タクシー移動も増えた。その一方で収入は以前よりもアップしたという。
「結果的にスポットライトを浴びるようになりました。ですが、本来、音楽家はメーンステージに立つもので、決して裏方というわけではない。多くの方に曲を届けることが何より大事であり、こうしてひとりでも多くの方に演奏を聴いてもらえる環境は非常にうれしいです。曲をつくる作業は、ひとりでできる量が限られているので、(収入が)3倍、4倍と跳ね上がることはありません。フリーの身なので不安定な生活。特に潤った感じはありません。普段は毎日、自分の部屋で暗~く譜面を書いています」
激動の今年一年を漢字一文字で振り返ると……。
「私たちをはじめとして、今年は虚偽で世間を騒がせてしまった方が多かったかと……。やっぱり、嘘はついちゃいけません。戒めを込めて『嘘』にしたいと思います」