映画に続き舞台で主演 “東宝シンデレラ”上白石萌音に聞く

公開日: 更新日:

 出演者の中で最も華奢な体だが、圧倒的な存在感で見せる、引き込む。東宝シンデレラの上白石萌音(16)。昨10日、初主演舞台「みえない雲」の初日を迎えた。

 ドイツの架空の原子力発電所で発生した放射能漏れ事故に巻き込まれた人々を描いた物語。決して他人事ではない、日本でも非常に関心の強い内容に挑む。

原発事故とはどういうものか、放射能が漏れることでどんな事態が起こり得るのか。東日本大震災が起こった当時は地元の鹿児島にいたのですが、日本で大変なことが起こっているのに、どこか他人事のように捉えていた自分がいたかもしれません。でも、今回の舞台をやらせていただくにあたって、原作本を読んだり、チェルノブイリの事故について調べたり、世界史の教科書を読み返すことでいろいろなことに気づきました。そこからわかったことは、残酷な状況下でもすごく素直でまっすぐに向き合っているのは、むしろ子供たちで、嘘とかで覆いかぶせるのではなく、真実を知り、それをきちんと受け止めようとする姿勢があるんじゃないかなって。今回の舞台で私が演じる14歳のヤンナ・ベルタは、家族や故郷を愛する気持ちが原動力。それらを少しでも多く表現できたらと思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか