HEROと全面戦争も…「ドクターX」映画化への“障害”
木村拓哉(42)主演の連続ドラマ「HERO2」(フジテレビ系)が来夏に映画化されることがすでに発表されたが、来年の映画界の話題は「HERO2」と並ぶ今年のヒットドラマ「ドクターX」(テレビ朝日系)が、映画化されるかどうかだという。
米倉涼子(39)の「ドクターX」は今週11日も視聴率24.8%を叩き出し、映画化の期待が一気に高まっているが、そうなると、「HERO」対「ドクターX」の全面戦争になるともっぱら。
まず、「HERO」だが、タイトルは「HERO2」ではなく、「HERO」で、映画第1作と同じ。これは極めて珍しいそうで、「パート2なのに、そうしないのは第1弾と同じ意気込みということが伝わってくる」とは映画関係者。紛らわしいので、変更の可能性ありだが、新作にかけるキムタクの並々ならぬ意欲の表れだろう。
一方の「ドクターX」はまだ正式決定しているわけではない。その舞台裏はというと――。
「今回はシーズン3ですが、視聴率は『HERO2』を超える平均22%超のドル箱で、テレ朝はシーズン4の制作を早くも考えている。しかし、米倉サイドが時期尚早として首を縦に振らない。それなら、スペシャルを放送し、続けて映画という提案をしていて、これには可能性があるというのが現状です。もし実現すれば、まず公開時期が問題で、『HERO』とモロにぶつかるのか。まだ来年のラインアップを発表していない東映が『HERO』の前後に公開をぶつけてくるという見方もある。まあ、秋の邦画系が空いている東宝がやる可能性も残されていますが……」(事情通)