「ドクターX」視聴率絶好調も…米倉涼子は“燃え尽き症候群”

公開日: 更新日:

 有終の美を飾るのは間違いないが、問題はその次――。2014年ナンバーワン視聴率ドラマが確実視されている米倉涼子(39)主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。

 11日放送分の平均視聴率は24.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)まで伸び、初回から10週連続で20%の大台を突破した。残す放送は18日の最終話のみとなったが、制作関係者は達成感に浸る余裕もなく、頭を抱えているという。

 確実に数字の稼げるドラマなのに、今回の第3弾で「打ち止め」といわれる一件である。主役の米倉が「役柄のイメージの固定化と“燃え尽き症候群”のため、これ以上の続編を拒否している」(芸能プロ関係者)ことは巷間いわれている通りだが、他にも理由があるようで――。

「最終回で未知子がオペに挑む患者は、岸部一徳演じる神原晶。未知子の“親代わり”のような存在です。この設定が物語るように、もはや、未知子が唯一信頼を寄せる晶さんにまでメスを入れるということは、もうネタ切れ。“切る”ものがない。医療ドラマとして術例も患者も完全に手詰まり。それでも編成トップから直々に“何としても続けろ”というお達しが出ているからプロデューサーは困っている。テレ朝は『相棒』の視聴率もひと頃ほどには振るわない。なおのこと『ドクターX』頼みなのです」(テレ朝関係者)

 米倉に「御意」と言わせる秘策は今のところなさそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…