新番組が惨敗 フジ亀山社長を待つ株主総会での“つるし上げ”
余りの凋落ぶりに有力制作会社も逃げ出し始めたといわれるフジ。同社の亀山千広社長は24日の定例会見で「そんなに簡単にすぐうまくいくとは思っていない。苦戦は織り込み済みですが、イライラしている」「いろんなことを言われているけど、(現場は)下を向かず前を向いてやってほしい。下を見ると視聴者の顔が見えなくなる」と語ったが、そろそろ首筋が寒くなってきたはず。6月には株主総会を控えているからだ。
「昨年は14年3月期の連結決算が在京民放キー局で唯一、大幅減益となり、株主から視聴率低迷が原因と追及された上、フジの“天皇”と呼ばれる日枝久会長の退任を求めて『役員の75歳定年制』の導入を求める議案まで提案されるなど大荒れでした。今年は日枝会長の悲願であるお台場のカジノ構想が実質的についえてしまったし、視聴率がこのザマでは反論のしようがない。放送事業収入の落ち込みは厳しく追及されるでしょう。昨年以上に荒れ模様のはず」(経済誌記者)
鳴り物入りで社長に就任して2度目の株主総会。良くも悪くも全責任を負うのがトップの役割だ。