あの長渕剛が…異例のバラエティー行脚の裏に“大人の事情”
歌手の長渕剛(58)が連日のテレビ出演でハジけている。
ゲスト出演した19日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」では「安保法案」について持論を展開。「なぜ戦争するのか。戦争に行かないのに、大義を持って論争していることに心が苦しくなる」「理屈は分からないけど、感覚として戦争が近づいている気がする」などと主張。
コメンテーターのダウンタウン松本人志から「マスコミに叩かれるとヘコむことはあるんですか」と聞かれると「布団かぶって寝る。布団かぶって寝て、涙をふく」と意外に弱気な素顔も披露していた。
また、20日放送の「ごきげんよう」(フジ系)では同番組の名物コーナー「サイコロトーク」をMCの小堺一機と展開。さらに、小堺と息の合った即興コントに挑戦し、ソフトクリームが大好物であることを告白。コワモテで知られるだけに一般視聴者には驚きの連続だが、突如、バラエティー番組に出演し始めた背景にはこんな事情があるという。
「すべては8月22日に静岡・富士宮市ふもとっぱらで開催する10万人規模のオールナイトライブのため。というのも、オールナイトのため18歳以下は入場できないし、交通アクセスも悪いためチケットの売り上げが予想以上に苦戦中だからです。実はフジテレビは同ライブの主催者のひとつ。視聴率がドン底なだけに、イベントまでコケたら目も当てられない。それだけに、長渕本人も重い腰を上げ、決して乗り気ではないバラエティーに出演するなどPR活動に乗り出したというわけです」(レコード会社関係者)
地方局での特番放送やLINEの無料スタンプ登場などなりふり構わぬPR作戦を展開中の長渕。開催までちょうど1カ月。富士の裾野は何が出るのか、戦々恐々だろう。