高田みづえ 31年ぶり復活の本音は芸能界入り長女の売り出し
1960年6月、鹿児島県揖宿郡頴娃町(現・南九州市)生まれ。一家揃って歌好きの農家に育ち、自転車通学の行き帰りや風呂を沸かしながら、いつも歌っていた。76年、フジテレビのオーディション番組「君こそスターだ!」で第18代グランドチャンピオンになり、15歳で上京。事務所の社長宅に住み込み、77年3月に「硝子坂」でアイドル歌手としてデビュー。同年、日本レコード大賞、日本歌謡大賞など新人賞を総ナメ。同期デビューには清水健太郎、狩人、太川陽介、榊原郁恵、清水由貴子などがいる。
芸能界引退後は、年に2、3回、部屋の千秋楽パーティーで歌う程度。昨年「行列のできる法律相談所」で明石家さんまと共演して話題になったが、歌番組での歌唱は85年6月の「夜のヒットスタジオ」以来である。なぜ今、復活なのか。
NHKは「数年前からオファーを続けていた。人気絶頂で引退し、その後も歌番組に出演されていない。歌声を聴きたいという視聴者の声も多く寄せられた」と話しているが……。
「6月27日に放送されたTBS『音楽の日』では、郷ひろみと樹木希林が36年ぶりにタッグを組み『林檎殺人事件』と『お化けのロック』を歌って、同番組の瞬間最高視聴率を記録しています。高田みづえの復帰も非常に高い注目を集めており、番組の目玉となっていることは間違いない。高視聴率が期待されている。高田サイドとしてもこれを機に芸能界デビューしている長女のアイリをもっと売り出したいという希望がある。両者の思惑が合致した結果です」(芸能プロ関係者)
真夏の紅白歌合戦ともいわれる「思い出のメロディー」。舞台裏も興味深い。