過熱一方の「結婚報道」に透ける紀香と愛之助の“正念場”
結婚ブームに沸く芸能界。次の結婚候補者の名前もしきりに取り沙汰されるなか、先週のスポーツ紙に大きく報じられたのが、「藤原紀香・片岡愛之助」のカップルだった。
交際宣言してまだ1カ月余りだが、報道は過熱。「すでに紀香は両親に愛之助を紹介。結婚前提で挨拶した」「愛之助の歌舞伎界の養父・片岡秀太郎に紀香は紹介されている」「紀香は頻繁に楽屋に顔を出し、身の回りの世話をしている」等々、結婚を裏付ける情報が満載。「なにも決まっていない」という2人をよそにマスコミが誘導するように「来春にも結婚」と話が進んでいるようにも見える。
「結婚ともなれば歌舞伎はゲタを履くまでわからない世界。役者を取り巻く人たちの間から『反対』の鶴の一声で当人の意思に関係なく、破談するケースもめずらしくない」(歌舞伎関係者)
かつての尾上菊之助と江角マキコの交際しかり。菊之助の両親の菊五郎・富司純子も江角を気に入り、「結婚間近」の情報も流れていたが、破局した。
菊五郎は「結婚うんぬんとなると別」と口ごもったが、「目に見えない圧力があった」と喧伝された。その圧力を堂々と指摘したのが、坂東三津五郎さん(故人)との離婚会見に臨んだ近藤サト(元フジテレビアナ)だった。子供ができなかったことを指摘された近藤は、毅然とした態度で、「誰かの意思によって(妊娠を)阻まれるというのは、私にとって理解できませんでした」と言い切った。会見場が一瞬、静まり返ったのを覚えている。