紅白初出場の山内恵介 人気の秘密は意外性とサービス精神
■男性演歌界の“会いに行けるアイドル”
08年、「NHK歌謡コンサート」で北川大介、竹島宏とユニット「イケメン3」を結成し知名度がアップ。翌年発売のシングル「風蓮湖」で、曲の舞台である北海道でプロモーションを行い、ラジオやテレビで取り上げられるようになった。
「山内が売れたのは、178センチ、58キロというモデル体形に切れ長の目のしょうゆ顔というビジュアルのよさ、ダジャレやオヤジギャグ連発トークの意外性、旺盛すぎるサービス精神にある」(音楽ライター)
その後、「会いに行けるアイドル演歌歌手」を売りに、年100回以上も全国のショッピングモールを中心にキャンペーンを続けた。駆けつけたのは、韓流ブームに見切りをつけた熟年女性たち。握手会で目を見つめながらささやき、手を握りしめたまま、もう一方の手で肩を抱く山内のスキンシップを受け、メロメロに。1回でCD1000枚を手売りする人気者となった。
「数時間がかりで握手しても、愚痴ひとつこぼさない。『同じ夢を追いかけてくれるファンがいなければ、僕は存在しない』と、ガチのサービスがモットー。応援ブログが次々開設され、出待ち、追っかけするファンが後をたたないのも当然。演歌新時代の“後家殺し”です」(女性週刊誌記者)