「報ステ」も屈服 民放ニュース解説“総安倍シンパ”の危機
後藤氏は現在、富川アナがメーンを張る「報道ステーションSUNDAY」のコメンテーターを務めている。10日の放送では慰安婦問題をめぐる日韓合意について「かなりの成果だと思う。外交は圧勝してもダメ。相手を傷つけてしまう。今回はうまく優勢勝ちした」とホメちぎった。17日は厚生年金の加入逃れ問題での安倍首相の国会答弁に対し、「安倍総理は非常に慎重な答弁を繰り返していましたが、厚労大臣に調査を指示した。そのあたりを注目していきたいですね」などとコメントしていた。
「安倍首相が民放キー局の報道番組にスタジオ出演していないのはテレ朝だけ。古舘氏のことが大嫌いだからです。天敵の古舘氏が降板して新体制になったら『報ステ』に出演してもいい、と言っているそうです。気心の知れた後藤氏との共演であれば、安倍首相にとっても願ったりかなったりでしょう」(永田町関係者)
テレ朝に事実関係を確認すると、「4月以降のコメンテーターについて、決定していることはございません」(広報部)との回答。「これから重要な会合があるので、後にしてほしい」という後藤氏には指定時間以降に何度も電話を入れたが、留守番電話に切り替わってしまった。