新「クロ現」で最年長キャスター 伊東敏恵アナの土壇場力
1972年10月23日、山口県周南市生まれ。小さい頃から文章を書くのが好きで、小学校時代、「日本の絵本大賞」に3度入賞。祖母の影響で短歌や俳句に親しみ、中1から現在まで1日も欠かさず日記をつづってきた。
■「ニュースウオッチ9」を一人で切り盛り
山口県立徳山高校から東京女子大へ。同大心理学科で、心理学カウンセラーを目指していたが、自分の言葉で伝えるアナウンサーという仕事に魅せられ、96年、NHKに入局した。初任地の岡山放送局では、高校野球のラジオ実況を担当。3年後に異動した広島放送局では、看板番組「おはようひろしま」に出演、広島の朝の顔として親しまれた。02年に東京勤務となり、「お元気ですか日本列島」などを受け持った。注目されたのは、初代キャスターとして、06年から2年間務めあげた「ニュースウオッチ9」。
「伊東は『ニュースの内容を把握していれば、自分の言葉で伝えられる』として、プロンプター(原稿表示装置)抜きのぶっつけ本番で対応。途中、メーンキャスターの柳沢秀夫解説委員(62)が病気降板した際も、一人で切り盛りするなど、土壇場での強さを見せつけた」(テレビ雑誌記者)
現在の担当番組は「日曜美術館」の司会と「新日本風土記」のナレーション。夫と娘の3人家族。趣味はダンス(サルサ)。自宅の居間でラテン音楽に合わせて踊ったり、愛娘と一緒に絵本を手作りするのが、お気に入りのリフレッシュ法だ。