3冠獲得 レオ様「レヴェナント」は日本でもヒットする?
レオ様の晴れ姿を取材するべくスチル250、テレビカメラ50、記者150の総勢450人の報道陣が詰めかけるフィーバーぶりだった。
映画「レヴェナント:蘇えりし者」(4月22日公開)で、第88回アカデミー賞の主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオ(41)。23日に行われた来日記者会見での第一声は「アリガトウ」。無期限の休業宣言を撤回し、“5度目の正直”でオスカー像を手にした今作について「映画史に残るような芸術作品だと思っている」と自信をうかがわせた。
なんでも日本が半年近くに及んだプロモーション活動のラストの地で、「きょうが本当の意味で最後(クランクアップ)になる。撮影からこの2年間は一生の中で重要な体験となった」。そんな感慨深げに話す一方で、「賞を取ったことで今後の俳優人生が変わるのは望んでいない。望むべきはもともと持っていた夢や理想の実現」とタイトルには執着していないクールな一面ものぞかせた。
今作は19世紀の米国西部の未開拓地を舞台に、荒野に一人残されたハンターが息子の命を奪われた執念を武器に死のふちから蘇り、壮絶なサバイバルを繰り広げる。人種差別問題も扱った社会派ムービーだ。アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデン・グローブ賞の作品賞受賞に加え、アカデミー賞は監督賞と撮影賞を含む3冠ゲット。今回の来日の様子はテレビ各局の番組で取り上げられ、公開初日に向けてCMもガンガン流れるだろう。