日清CM騒動 小林幸子イベント“囲み取材中止”の過敏反応
11日、小林幸子(62)とビートきよし(66)が日清食品のカップ麺「カップヌードル リッチ」の新商品発売会見に登場した。
全長約8メートルの「メガリッチ幸子」がお披露目されたが、注目されたのは放送中止となった新CM「OBAKA's UNIVERSITY」シリーズ第1弾について、視聴者から「不倫や虚偽を擁護している」という苦情が日清食品へ殺到。ホームページ上には謝罪文を掲載した。
同社執行役員の鈴木均宣伝部長はこの日、矢口真里(33)の起用について「若者に対して、『失敗から這い上がる力』というメッセージが送りたくて、今回のような内容になった。人選というより、表現の部分で少し足りていなかった」と説明。第1弾の復活放送は否定し、第2弾を制作中だという。
今回のイベントは直前まで実施そのものも危ぶまれており、会場は終始ピリピリムード。小林は第1弾に出演していたが、イベント後の囲み取材は中止となった。
“ネット民”の批判に負けた結果となった今回の騒動だが、企業の過敏反応を嘆く声は多い。ラサール石井はツイッターで「こんなことも笑いにできない国になったんだね」とつぶやき、茂木健一郎氏はブログで「この程度の演出で、批判が来て中止になるのか」とつづった。
近い将来、テレビから時代を映すユニークなCMは淘汰されるかもしれない。