リオも東京も…ジャニーズに頼る民放TVの「五輪戦略」
女子バレーが五輪出場を決め、28日から男子バレーの最終予選が始まり、他の競技も続々と五輪の出場が決まっている。
不況のテレビは本大会に向けて盛り上げたくて予選を中継したり、ニュースのスポーツコーナーで五輪を中心に取り上げているが、芸能プロで力を入れ始めたのがジャニーズではないか。
今週月曜に「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」(テレビ朝日系)が3時間特番。各スポーツのアスリートがひな壇に座り、サッカーの槙野智章が「みんな試合前に香水をつける」とか、北島康介がドーピング検査のために「自分がどこに寝泊まりしててどこで練習してるかを(年365日毎日提出していた)」や、200メートル中に脚を肉離れしたのに「(脚の)ここのポジションなら蹴れると探って」レースを続けたなどエピソードを披露した。
昨年は関ジャニの村上がMCをしている「村上信五とスポーツの神様たち」(フジテレビ系)や、今年春からは嵐の相葉雅紀が初MCを務める「グッと!スポーツ」(NHK)がスタート。ジャニーズひとりずつの冠番組の多さは今に始まったことじゃないが、ピンで始めた番組がどちらもスポーツバラエティー。試合などのVTR込みで一流アスリート(五輪出場選手多し)にエピソードを聞いてトークする点で同じ中身だ。